
![]() 1930年、第一回アンティーコ・ファットーレ | 文学賞 “アンティーコ・ファットーレ文学賞“は、1931年、フィレンツェのランベルテスカ通りにある同名のトラットリアで生まれました。ここでは多くの文化人が食事を楽しみながら交流し、20世紀イタリア文学の移り変わりの中で確かな重要性を象徴する、まさにサロンであったと言えます。その年の最高の詩人を選ぶのは、審査員となった画家や彫刻家たちです。貴重な文学作品と才能がこうして見い出され、評価されてきました。後にノーベル賞を受賞する二人、「税関吏の家」のエウジェニオ・モンターレ、「ユーカリの匂い」のサルヴァトーレ・クアジーモドにも文学賞が贈られています。この頃から賞はしだいに反響を呼びはじめます。 1913年よりワイン醸造所キアンティルフィーノの所有者で、かねてから文化面での責任に対し意識的であったフォロナーリ家は、1983年に文学賞の復活を提案します。賞にかつての価値をよみがえらせ、名声を高めようとの熱意ある努力の末、他の欧州文化との融合を目指し現代的で国際色のある、発祥地フィレンツェの名にふさわしいものにすることに成功したのです。すでに国際的にも文学的評価が高いと認められた現在では、自然や環境、土地の文化の大切さや、そこに生き、自然の産物を享受する喜びを最もよく表した作品に目が向けられています。復活後の文学賞は、国外の作家にも大いなる名誉を授与してきました。1989年受賞のトニ・モリソンは、後の1993年に米国の黒人作家として初のノーベル文学賞を受賞することになります。 | ||
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トラットリア・アンティーコ・ファットーレVia.Lambertesca 1/3r FIRENZE
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